口座不正開設容疑で巡査部長逮捕 数件売買、詐欺被害金受け皿か 警視庁

偽造の運転免許証を使い銀行口座を開設したとして、警視庁は26日、有印公文書偽造・同行使と詐欺の疑いで、築地署地域課の巡査部長、米川和行容疑者(40)=東京都世田谷区若林=を逮捕した。 同庁によると、米川容疑者は自分名義の複数の口座を他人に売り渡し、これらの口座には特殊詐欺の被害金とみられる計約7000万円の振り込みがあった。同庁は米川容疑者が口座売買を繰り返していた可能性もあるとみて調べる。 同容疑者は「ギャンブルや競馬で金に困っていた」と容疑を認めているという。 逮捕容疑は5月ごろ、消費者金融から金を借りる目的で、X(旧ツイッター)で知り合った氏名不詳者から偽造免許証を受け取り、銀行のオンライン口座を開設した疑い。 米川容疑者はXで「資金調達」と検索し、数万円を払って偽造免許証を入手したという。 警視庁警察官による口座売買を巡っては、他人への譲渡目的で口座を開設したとして、赤羽署巡査が詐欺容疑で22日に書類送検されている。 菅潤一郎警務部参事官の話 警察職員として言語道断の行為で深くおわびする。事実関係を明らかにし、厳正に対処する。

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