田宮二郎出演、幻の映画「イエロー・ドッグ」をテレビ初放送

CS放送「衛星劇場」では、「田宮二郎 生誕90年特集」と題し、9月より田宮二郎さんの出演作が特集放送される。唯一出演した海外映画でパッケージ化されておらず幻の映画といわれる「イエロー・ドッグ」がテレビ初放送されるほか、コブラと恐れられる刑事の奮闘を描く「刑事コブラ」シリーズや、社会の闇を鋭く切り取った「黒」シリーズが放送される。 ■「イエロー・ドッグ」 【放送日】9月4日(木)朝8:30~ ロンドンの空港に降り立った一人の日本人・木村(田宮)。その正体は通称イエロー・ドッグと呼ばれるスパイだった。彼の任務は、近々日本で開催される学術会議へのイギリスからの出席者である科学者が、来日中に危険に遭わないための下調査。科学者の論文はある秘密組織に狙われていたのだ。 ■「怒れ毒蛇 目撃者を消せ」 【放送日】9月11日(木)朝8:30~ 執拗で冷酷な刑事として犯罪者たちに恐れられている小村(田宮)は、別名コブラと呼ばれていた。ある日、ファション・モデルが何者かに殺された。目撃者は、同僚のモデルのマリ子(奈良富士子)である。小村は嫌がるマリ子を強引に、彼女のマンションまで送った。2人の後を香港の女殺し屋・李萍(汪萍)が尾けている。マリ子がマンションに入ろうとした瞬間、何者かがドラム缶を落した。マリ子は無事だったが、小村の睨んだ通り、生き証人である彼女は消されようとしているのだ。 ■「撃たれる前に撃て!」 【放送日】9月11日(木)朝10:15~ すさまじいばかりの執念と行動力で、コブラと恐れられる刑事の奮闘を描く「刑事コブラ」シリーズの第2作。警視庁の小村刑事が逮捕した人質立籠もり犯人が、何者かに射殺される。小村はさっそく捜査に着手するが、やがて事件の背後に暴力団と政財界が絡んだ巨悪の存在を突きとめる。 ■「黒の試走車(テストカー)」 【放送日】9月1日(月)深夜1:30~ 華やかな新車売り出しのかげに渦巻く血みどろのスパイ合戦。鮮烈なタッチでえぐるサラリーマン・スリラー第1弾。梶山季之氏のベストセラー小説を増村保造監督が映画化した。 ■「黒の超特急」 【放送日】9月2日(火)深夜1:30~ 「黒の試走車」「黒の報告書」に続きシリーズ3作目となる増村監督作。新幹線用地の利権を得ようと暗躍する政界の黒幕に戦いを挑む青年を描くシリーズ総決算。 ■「黒の駐車場」 【放送日】9月3日(水)夜6:00~ 黒岩重吾氏の小説「廃墟の唇」が原作。激しい販売競争に明け暮れる製薬業界で新薬開発に絡み、産業スパイ、殺し屋が暗躍する企業闘争をサスペンスタッチで描く。 ■「黒の挑戦者」 【放送日】9月3日(水)夜7:30~ 「黒」シリーズ唯一のカラー作品。殺された美女から生前、事件の弁護を依頼された売れっ子弁護士。調査を進めるうち、事件の背後に上流社会の実態と社会悪をかぎつける。 ■「黒の爆走」 【放送日】9月4日(水)朝10:15~ 監督は「泥だらけの純情」の富本壮吉氏。スピード違反で子供が轢かれた。轢き逃げ犯人を追う白バイ警官。「俺が犯人を絶対にあげてやるんだ」と捜査を開始する。 ■「黒の凶器」 【放送日】9月7日(日)朝10:15~ 原作は産業スパイ小説ブームのはしりとなった「黒の試走車」の梶山氏による「影の凶器」。電気メーカーに勤める平凡なサラリーマンが、ある夜、バーで出会った女に溺れてしまう。 ■「黒の切り札」 【放送日】9月8日(月)深夜1:30~ 「黒」シリーズで主演を務める田宮さんと宇津井健さんが競演。ヒロインにはおなじみの藤由紀子さん。監督はベテランの井上梅次氏。

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