神戸市中央区のマンションで住人の会社員片山恵さん(24)が刺殺された事件で、現場付近で見つかった刃物は刃渡り約15センチだったことが27日、捜査関係者への取材で分かった。 殺人容疑で逮捕された会社員谷本将志容疑者(35)は事件前、片山さんを約50分間尾行していたとみられ、兵庫県警は動機などの解明を急ぐ。 捜査関係者などによると、刃物は現場近くの駐車場の奧まったところに落ちていた。血が付いており、DNA型鑑定の結果、片山さんのものと一致した。 谷本容疑者は「殺意を持っていたかは分からないが、ナイフで腹部あたりを1、2回刺した」と供述。片山さんについては「全く知らない人」と話している。