現金1200万円が入った荷物を宅配便で送らせだまし取る 富山県に住む20代の男女2人を特殊詐欺の疑いで逮捕《新潟》

1日、富山県滑川市に住む派遣社員の男(29)と無職の女(21)が特殊詐欺の疑いで逮捕されました。 2人は愛知県名古屋市に住む30代の男性から、ほかの者と共謀して現金1200万円をだまし取った疑いがもたれています。 警察によりますと、ことし5月22日に共謀者が男性に「サイバー攻撃を受けた航空会社が運用できない状態になり、その損害賠償として示談金を支払う必要がある」という旨のうその電話をかけました。 その後、男性に東京都内のアパートに現金1200万円が入った荷物を宅配便で送らせ、23日に派遣社員の男が東京都内のアパートで荷物を受け取ったということです。 送付先のアパートには誰も住んでおらず、派遣社員の男は詐欺グループの「受け子」とみられています。 派遣社員の男と無職の女は知人関係でした。 また、男性はこれまでにも携帯電話機のコンピューターウイルス感染拡散に伴う調査費用の名目などで現金などをだまし取られる詐欺被害にあっており、今回の犯行はこれに乗じたものだったということです。 警察は2人の認否について明らかにしていません。 2人は別の詐欺事件でも新潟県警に逮捕されていて、捜査の過程で別の被害者がいる可能性が浮上したということです。

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