米、ベネズエラ高まる緊張 トランプ政権がカリブ海に軍艦派遣

米国のトランプ政権が南米ベネズエラ近海に軍艦を派遣したことをきっかけに、両国の緊張が高まっている。ベネズエラのマドゥロ大統領は1日、約1年ぶりとなる記者会見を開き、米艦隊の派遣を非難したうえで「過去100年で最大の脅威に、最大の準備を行う」と表明した。 トランプ政権は、コカインなどの麻薬を取引するベネズエラの犯罪組織「太陽のカルテル」を7月、国際テロ組織に指定。米メディアによると、8月には、マドゥロ氏がこの組織を率いていると主張し、「麻薬カルテル対策」として、軍艦をカリブ海南部のベネズエラ沖に派遣した。 マドゥロ氏を「世界で最も強力な麻薬密売人の大物の一人」とし、逮捕につながる情報提供に5千万ドル(約74億円)の懸賞金を出すことも発表している。

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