八戸放火殺人、遺体周辺から油成分検出

青森県八戸市新井田後庵のアパートで住人の無職女性(81)が焼死した放火殺人事件で、遺体周辺から油類の成分が検出されたことが9日、捜査関係者への取材で分かった。県警は殺人、現住建造物等放火容疑で逮捕した隣室に住む無職の容疑者の女(51)が、女性を狙って可燃性の液体をまき、火を放ったとみて捜査を進めている。 現場アパートはワンルーム。女性の遺体は火元とされる居間で発見された。捜査関係者によると、室内で遺体周辺の焼損が特に激しかったという。 容疑者は女性の部屋が施錠されていないことを事前に知った上で玄関ドアから侵入。入室後、短時間で火を放ったとみている。容疑者は出火直後、県警の聞き取りに「火災発生時は自分の部屋にいた」との趣旨を話していたという。 容疑者と被害者は隣人同士でともに1人暮らし。捜査関係者によると、顔見知り程度の関係で、これまで表立ったトラブルは確認されていない。

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