北海道・釧路警察署は2025年9月10日、傷害の疑いで帯広市に住む自称・建設業の男(39)と、無職の少年(17)を逮捕しました。 2人はほかの人物の共謀のうえ、2025年8月17日午後10時半すぎ、釧路市内にある施設用地内で、釧路市に住む会社員の男性(17)の脇腹周辺を金属バットで殴打したほか、頭部などを足蹴りするなどの暴行を加え、けがをさせた疑いがもたれています。 男性は頭部や胸、手足を打撲したほか、脳しんとうなど全治17日のけがをしました。 事件当日、男性の関係者から「30人くらいの男同士がけんかしている」と警察に通報がありました。 警察官が駆けつけると、それに気づいて男らは一斉に逃走しましたが、防犯カメラの解析や関係者への聞き取りなどから捜査を進め、2人の逮捕に至りました。 警察は2人の認否を明らかにしていません。 警察によりますと、この乱闘騒ぎは容疑者らが属する「帯広勢」と被害者らが属する「釧路勢」に分かれていたということです。 このうち、帯広勢は匿名流動型犯罪グループ(=トクリュウ)が関与しているとみられています。 警察はほかにも事件に関わっていた人物がいるとみて、現場から逃走した関係者らの特定や抗争の原因などについて捜査しています。