ことし5月、千葉市の路上で中学3年の少年が高齢女性を殺害した事件で、千葉家庭裁判所は9月10日、少年を少年院送致とする保護処分を決定しました。 中学3年の15歳の少年はことし5月、千葉市若葉区の路上で84歳の女性をナイフで刺して殺害したとして逮捕され、その後、鑑定留置を経て、7月に千葉家裁に送致されました。 この少年について、千葉家裁は10日、少年院に送致する保護処分を決定したということです。 千葉家裁は、少年が事件に至った背景について、「少年の生まれながらの資質や家庭環境に影響を受けた部分が相当程度ある」と指摘。 その上で、「保護処分による矯正可能性もないとはいえない」と理由を説明しています。 なお、少年院での処遇期間について、「相当長期間が必要」としています。