ベトナムから輸入が禁止されている果物を持ち込んだとして、成田国際空港署は11日、ベトナム国籍の会社役員、ルー・バン・クアン容疑者（30）＝千葉県八千代市八千代台北6＝を植物防疫法違反の疑いで逮捕した。 逮捕容疑は6月11日、ベトナムから輸入が禁止されているスモモの果実約39キロを、同21日にはランブータンの果実約240グラムを持ち込んだとしている。ルー容疑者は「スモモは知人に配るためだった。ランブータンは機内で食べようと思った」と容疑を認めている。 成田国際空港署によると、農林水産省横浜植物防疫所成田支所から「行政による指導や警告に従わずに（持ち込みを）繰り返している人がいる」と通報があった。ルー容疑者はリュックやスーツケースに入れて輸入を繰り返していたとみられ、同署が調べている。【林帆南】