先月28日、山形県酒田市で痛ましい交通事故が起きました。中学3年生の女子生徒が、横断歩道を渡っている途中に車にはねられ意識不明の重体に。女子生徒は事故当時、下校中でした。 事故から2週間以上が経過・・・しかし、はねられた女子生徒は、今も容体が変わったとの情報はありません。意識不明のままとみられます。 交通事故は発生から24時間以内に死者が出ると「死亡事故」として扱われるため、そこまでの情報は開示されるのが一般的です。今回の事故は発生から24時間をゆうに過ぎていることから、通常は被害者の容体に変化があっても明かされることはありませんが、TUYは取材を続けています。そして、危険運転について伝え続けています。 そして、もうひとつの注目点が出てきています。そては今回の事故は”危険運転”で起訴されるか、です。 ■事故を振り返る 警察や消防によりますと、8月28日の午後3時前、酒田市亀ヶ崎の交差点で、中学3年生の女子生徒が軽乗用車にはねられました。現場は、横断歩道はあるものの信号機のない十字路交差点。女子生徒は横断歩道を渡っていたということです。 事故の衝撃で、女子生徒は10数メートル先に飛ばされ、頭などを強く打ち、意識不明の重体となりました。 ■事故はなぜ起きた 事故当時、交差点では横断歩道を渡ろうとした女子生徒のために、車が1台停まろうとしました。そのうしろから走ってきた黒い軽乗用車。この軽乗用車が事故を起こします。 女子生徒は、車が停まってくれたことを受けて道路(横断歩道)を渡っていたところで、停まった車を追い抜き、前に出て来た軽乗用車にはねられたのです。 警察は軽乗用車を運転していた医療法人職員の男(62)を、過失運転傷害の容疑で現行犯逮捕しました。男は容疑を認めているということです。 ■容疑が「危険運転」に切り替わった しかし8月29日、警察は男の容疑を「危険運転」に切り替え送検しました。なぜ容疑の切り替えが行われたのでしょうか。