米保守系活動家射殺、ユタ州知事「容疑者に左翼思想」

【AFP=時事】米ユタ州の大学構内でドナルド・トランプ米大統領に近い保守系政治活動家チャーリー・カーク氏(31)が射殺された事件をめぐり、ユタ州知事は14日、容疑者の男にはトランスジェンダーのパートナーがおり、「左翼的な思想」を持っていたと述べた。発言は、事件の全国的な議論をさらに激化させる可能性がある。 ユタ州知事のスペンサー・コックス氏はCNNの番組に出演し、タイラー・ロビンソン容疑者(22)にトランスジェンダーのパートナーがいるとの情報についての質問に「はい、それは事実です」と答えた。 パートナーについては「非常に協力的」で、「事件については全く把握していなかった」と説明した。容疑者がパートナーの性別移行を動機にカーク氏を殺害したかどうかは、まだ明らかになっていない。 また、NBCのトークショーで、捜査当局は容疑者に左翼的な思想があったとみていると語った。 13日に容疑者にはトランスジェンダーのパートナーがいたことが報じられると、近年ジェンダー関連の政策に批判的な極右活動家らが一斉に非難の声を上げた。保守系インフルエンサーのローラ・ルーマー氏は、「トランス運動をテロリスト運動として指定するよう」呼びかけた。 こうした状況を受け、コックス氏は政治的立場にかかわらず冷静な対応を求めるよう繰り返し呼びかけている。【翻訳編集】 AFPBB News

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