磯村勇斗主演のドラマ「僕達はまだその星の校則を知らない」(毎週月曜夜10:00-10:54、フジテレビ系/FOD・TVerにて配信)の第10話が9月15日に放送された。主人公は、臆病で不器用な弁護士・白鳥健治(磯村勇斗)。第10話は、健治の学校の生徒である斎藤が大麻所持の疑いで逮捕された。(以下、ネタバレを含みます) ■スクールロイヤーが主人公の学園ヒューマンドラマ 同作は、独特の感性を持つがゆえに何事にも臆病で不器用な主人公・白鳥健治(磯村勇斗)が、少子化による共学化で揺れる私立高校にスクールロイヤー(学校弁護士)として派遣されることになり、法律や校則では簡単に解決できない若者たちの青春に、必死に向き合っていく学園ヒューマンドラマ。脚本は⼤森美⾹氏が担当。 元男子校の教師で健治にとっての良き理解者となるヒロイン・幸田珠々を堀田真由が、2人が勤務する私立高校の理事長・尾碕美佐雄を稲垣吾郎が演じる。 ■大麻所持の容疑で逮捕された斎藤 希望する大学への推薦が決まった梅組の斎藤(南琴奈)が、数日にわたり学校を休んでいると知った生徒会長・鷹野(日高由起刀)は、心配になり斎藤に連絡するが、応答がない。同じ頃、健治(磯村勇斗)は、3年梅組担任の山田(平岩紙)から、教師の負担は増える一方なのに、学校は改善するどころか賞与を減額しようとしていると相談を受けていた。 そこで、待遇改善のために組合を通して学校側と労使交渉するようアドバイスするが、これが再び尾碕(稲垣吾郎)の怒りを買うことになり、尾碕は健治を解雇して別のスクールロイヤーを雇うと言い出す。するとそこへ、斎藤が大麻所持の容疑で警察に逮捕されたという、信じがたい知らせが飛び込んでくる。 ■弁護をお願いされ決意を固める健治 少年鑑別所で観護措置を受け、家庭裁判所での審判を控える斎藤は、幼なじみの冬馬(本島純政)から預かったものを代理で女子中学生に渡したものの、中身が大麻だとは知らなかったと主張。担任の山田をはじめ、健治も斎藤の言葉を信じるが、学校としてできることはなく、斎藤の母が選任した弁護士に任せるしかない。 話を聞いた久留島法律事務所所長の久留島(市川実和子)は、利益相反になるため、くれぐれも自分が斎藤の付添人弁護士になりたいなどと言い出さないよう健治にくぎを刺す。健治は斎藤に話を聞くため、山田と共に少年鑑別所へ。斎藤の家族や鷹野から、斎藤の弁護を頼まれた健治は、自らの決意を固める。 ■スクールロイヤーとして最後の仕事を全うする健治 斎藤の付添人弁護士になることを決めた健治は、天文室に生徒たちを集め、スクールロイヤーを辞めなければならないことを伝える。生徒たちは辞めてほしくないと言うが、健治は涙を流しながら生徒たちに感謝の気持ちを伝え、斎藤の付添人弁護士としての業務を進めていくことになる。 審判当日、健治とともに珠々も同席し、斎藤の無実を証明するために証言する。その結果、斎藤は無事不処分となり、少年鑑別所から出ることができた。 後日、健治は天文室で荷物をまとめていると、尾碕に呼び出される。身を削って生徒を救うことができて満足かと聞かれた健治は、笑顔で「はい」と答え、その場を去る。 一方、労使交渉していた山田は、学年主任と演劇部の顧問を辞めされられることに。理事長を許せない山田は、学校を訴えるため健治に弁護士になってほしいと依頼するのであった。SNSでは「健治が生徒思いすぎて泣いた」「職を失ってでも生徒を守った健治がカッコ良すぎる」「健治の生徒を思う気持ちに感動した」と健治の生徒に対する優しさに言及する声が多数上がっていた。 ◆文=ザテレビジョンドラマ部