福島県会津若松市のパチンコ店から多額の現金が盗まれた事件で、警察は9月17日まで新たに5人を逮捕した。 17日午後4時頃、福島警察署に移送されてきた東京・足立区の会社員山口裕介容疑者(33)。2025年8月、会津若松市のパチンコ店から現金2668万円が盗まれた事件に関与した匿名・流動型犯罪グループ“トクリュウ”の1人とみられている。 警察が17日までに新たに逮捕した山口容疑者を含む5人は、建造物侵入や窃盗、組織犯罪処罰法違反などの疑いが持たれていて、それぞれが現金の運搬や実行犯役の準備などの役割を担っていたとみられている。 この事件をめぐっては、実行役だった男など3人が窃盗などの罪で既に起訴されている。警察によると、新たに逮捕された5人とは秘匿性の高いSNSで連絡を取り合い、盗んだ現金の受け渡しは都内で行われていたということだ。警察は捜査に支障があるとして、5人の具体的な役割や、認否については明らかにしていない。 警察は押収したスマートフォンを分析するなどして、全容解明に向けて捜査を進める方針だ。