熊本県内で急増する「特殊詐欺」を防ぐため、熊本県警と県バス協会がバスの車内にポスターを掲示しました。 描かれているのは「県警の新たなマスコット」です。 ■電話・画面の先の「ワルモン」に気を付けて! 9月17日、バスの車内に電話やSNSの「詐欺の手口」を紹介するポスターが掲示されました。 描かれているのは、9月15日の敬老の日に生まれた熊本県警の新たなマスコット、自称・詐欺師の「ワルモン」です。 時に警察官になりすまし、時に投資家になりすまして、電話で「オレオレ」とかたって…様々な詐欺の手口を自慢げに披露します。 今年1月から8月末までに熊本県内で発生した特殊詐欺の被害総額は約6億6000万円で、去年の同じ時期と比べて2倍以上となってています。 熊本東警察署生活安全課の柳原宏則課長は「今年の秋から特に警察官をかたる詐欺が増えている」として、注意を呼びかけました。 熊本東警察署生活安全課 柳原宏則課長「犯人が、SNSで偽物の警察手帳や偽の逮捕状を送ってくるケースがあります。詐欺の手口と対策を知っていただいて、くれぐれも詐欺の被害に遭わないように注意していただきたい」 また、バスターミナルに隣接する商業施設・サクラマチクマモトでは警察官が「ワルモン」のチラシやティッシュなどを配り、買い物客に注意を呼び掛けました。 こちらは県警のシンボルマスコット、子ぐまの警察官「ゆっぴー」が活躍しました。 ポスターは、熊本県内を走るバス約700台と、熊本桜町バスターミナルの乗り場に9月17日から掲示されています。