浜松市内で男性から金銭を脅し取ろうとしたとして、元暴力団員の男が恐喝未遂の疑いで19日、逮捕されました。この男は4月に浜松市内で暴力団員の男性の太ももを切り付けたとして、8月、執行猶予付きの有罪判決を受けていました。 逮捕されたのは、浜松市中央区に住む元暴力団員の男(51)と職業不詳の男(47)です。警察の調べによりますと、2人は8月下旬に元暴力団員の男の自宅で、県西部に住む男性(50代)に対し「金を払えないなら会社を潰すぞ」などと脅迫。男性の命や会社に危害を加える態度を示し、金銭を脅し取ろうとした疑いが持たれています。 この元暴力団員の男は4月に浜松市内で暴力団員の男性を日本刀で切り付け、重傷を負わせたとして傷害などの罪で起訴され、8月に懲役3年、執行猶予5年の判決を言い渡されたばかりでした。また、もう1人の男も犯人隠避の疑いで逮捕されましたが、その後不起訴となっていました。 警察は今回の事件について、2人の認否を明らかにしていません。