東京・世田谷女性殺害事件、交際相手の韓国籍の男を再逮捕 ストーカー規制法違反容疑など

東京都世田谷区で韓国籍の女性が殺害された事件で、警視庁人身安全対策課は22日、女性宅周辺に押しかけたなどとして、ストーカー規制法違反と邸宅侵入の疑いで、交際相手の韓国籍、パク・ヨンジュン被告(30)=殺人罪で起訴=を再逮捕した。容疑を一部否認している。 再逮捕容疑は8月29日~9月1日、7回にわたり、韓国籍の自営業、バン・ジ・ウォンさん=当時(40)=の自宅マンションのエントランスや廊下などに侵入したほか、バンさんから拒否されたにもかかわらず、10回にわたりメッセージや電話をしたとしている。また、事件当日の1日、バンさんが訪れていた世田谷区の事務所付近で約5時間待ち伏せしたとしている。 2人は別れ話をめぐってトラブルになり、8月29日以降、バンさんから相談を受けた警視庁はパク容疑者に口頭で指導。その後、パク容疑者に帰国を促し、捜査員が成田空港まで送り届けていたが、出国しなかった。 パク容疑者は9月1日、事務所の外に出てきたバンさんの首をナイフで切りつけ、死亡させたとして、2日に殺人容疑で逮捕されていた。 東京地検は22日、パク容疑者を殺人罪で起訴した。 警視庁人身安全対策課は「被害者の安全確保を最優先とした対応に努めていきたい」とした。

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