大型ドローン飛行でデンマークの空港閉鎖、運航に混乱 ノルウェーでは外国籍の2人を逮捕

(CNN) デンマークの首都コペンハーゲンで22日、空港付近を数時間にわたって飛行するドローン(無人機)が目撃されたことを受け、空港が数時間にわたって閉鎖された。空港の広報がCNNに明らかにした。 コペンハーゲン警察によると、「大型ドローン2~3機」が空港付近を飛行しているのが目撃された。 同空港によれば、「正体不明の」ドローンが原因で現地時間の同日午後8時半ごろ、空港の上空が閉鎖され、航空機の離着陸ができなくなった。同11時17分の時点でも、ドローンは付近を飛行し続けていた。 この影響で、コペンハーゲン空港を出発する便は欠航または遅延となり、到着便は行き先を変更してデンマーク国内の別の空港に向かった。中には行き先がスウェーデンのヨーテボリやマルメに変更された便もあった。 その後、23日午前0時20分ごろに空港は再開されたものの、便の遅れや欠航などの影響は続く見通し。 コペンハーゲン警察によると、午後10時15分の時点で逮捕者は出ておらず、捜査が続けられている。 一方、ノルウェーの首都オスロの警察は22日、制限空域でドローンを飛行させたとして外国籍の2人を逮捕したことを明らかにした。デンマークの事案との関係は確認されていない。 欧州はロシアのドローンがポーランドとルーマニアの領空を相次いで侵犯したことに対し、神経をとがらせている。ただ、22日にデンマークとノルウェーで目撃されたドローンについて、ロシアの関与をうかがわせる痕跡はない。

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