都内の高齢女性から現金をだましとったとして、特殊詐欺グループの首謀者とみられる暴力団員の男が逮捕されました。 埼玉県警によりますと、指定暴力団稲川会傘下組織の組員・小林健司容疑者はことし3月、東京・江戸川区の高齢女性に、女性の息子などをかたり、ウソの電話をかけ、現金350万円をだましとった疑いがもたれています。 小林容疑者は、特殊詐欺グループの首謀者として指示役にリクルーターや受け子などを集めさせたほか、メンバーが検挙された場合、通話アプリなどを削除するよう指示したとみられています。 また、このグループは数十人を受け子として利用し、主に首都圏で犯行を繰り返していたとみられ、埼玉県警は暴力団事務所の家宅捜索も行い、だましとった金を資金源にしていた可能性もあるとみて調べています。