イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの侵攻を受けて、UEFA(ヨーロッパサッカー連盟)が、イスラエルに対して資格停止処分を科す見通しだとイギリスメディアが報じました。 イギリスのタイムズ紙によると、UEFAは来週、イスラエルの資格停止について理事会を開催し、投票を行う予定で、多くの理事が処分に賛成しているということです。 背景には、2022年のウクライナ侵攻後にロシアがヨーロッパの大会から出場を禁止されたことが指摘されています。 イスラエルは2026年、アメリカ・カナダ・メキシコで行われるワールドカップのヨーロッパ予選に参加していますが、予選はUEFAが運営しているため、資格停止となれば試合に出場できなくなります。 こうした中、スロベニア政府は25日、ICC(国際刑事裁判所)が逮捕状を出していることなどを理由に、イスラエルのネタニヤフ首相の入国を禁止すると発表しました。 スロベニアは2024年にパレスチナを国家承認していて、2025年も一部のイスラエル閣僚の入国禁止や武器取引の禁止措置を取るなど、イスラエルに対する圧力を強めています。