米子警察署は25日、特殊詐欺のかけ子役として米子市の女性を勧誘したとして、広島県の男を逮捕しました。 職業安定法違反の疑いで逮捕されたのは、広島県福山市に住む自称アルバイト建設作業員の男（55）です。 男は複数の共犯者らと共謀のうえ、2024年11月頃から2025年1月中旬までの間、米子市に住む当時31歳の女性に対し「海外で3か月で稼げるバイトあるんだけどどう」などと言って、特殊詐欺のかけ子役として勧誘した疑いが持たれています。 匿名・流動型犯罪グループ、いわゆる「トクリュウ」の捜査過程で男の犯行が明らかとなり、25日午後3時39分、広島県福山市内で男を逮捕しました。 男の共犯者のうち、米子市に住む自称アルバイト従業員の男（55）と自称宅配業の男（45）の2人については、今年7月に米子警察署が逮捕しています。 また、勧誘された女性は実際に東南アジアに3〜4か月滞在し、かけ子役として特殊詐欺に加担したとみられています。 共犯事件であることから、警察は男の認否については明らかにしておらず、引き続き詳しい調べを進めています。