警察官の腹部を蹴る暴行を加え職務を妨害したとして、無職の30代の男が1日、松江警察署に現行犯逮捕されました。 公務執行妨害の容疑で現行犯逮捕されたのは、鳥取県米子市の無職の男(32)です。 松江警察署によりますと、男は9月30日午後10時すぎ、島根県松江市の交際相手が暮らすアパートの玄関前で、男女間トラブルの関係者として警察官の男性から事情聴取を受けている際に「邪魔だ」などと言いながら、いきなり右足で警察官の腹部を蹴る暴行を加え、職務を妨害した疑いがもたれています。 この1時間前、交際相手の女性は「男に暴行を受けた」と松江警察署に通報。 警察官5人が現場に駆け付け、そのうち1人が男から暴行を受けたとして、警察は男をその場で逮捕したということです。 男は調べに対し「やったことは概ね間違いないが、蹴ろうとして蹴ったわけではない」と容疑を否認しているということです。 暴行を受けたとされる警察官と交際相手の女性に、けがはありませんでした。 警察は、事件の経緯や動機、余罪などについて、詳しい調べを進めています。