【独自】「わいせつで2年の実刑判決」卓球・木原美悠選手の父親が指摘されていた危うすぎる〝素行〟

「立場を利用した悪質な犯行という評価は変わらず、量刑が重すぎるとは言えない」 1審で言い渡された懲役2年の実刑判決は覆らなかった──。 9月19日、自身がコーチをつとめる卓球クラブで、教え子の小学生の女児にわいせつな行為をしたとして、不同意わいせつの罪で起訴された木原博生被告(55)の控訴審。大阪高裁は1審の神戸地裁明石支部の判決を支持し、被告側の控訴を棄却した。 「事件は’24年の7月下旬から8月2日ごろに起きました。木原被告は卓球クラブ内で小学生の女児と2人きりになった際に、下着の中に手を入れて身体を触るなど、複数回のわいせつな行為をしたとされています。被害女児の母親が『娘が、通っている卓球クラブでわいせつ被害を受けた』と警察に相談したことから、’24年8月29日に不同意わいせつの容疑で逮捕され、その後起訴されました。 木原被告は警察の調べでは『絶対にそんなことはしていません』と、容疑を否認していましたが、裁判では一転して起訴事実を認めていました」(全国紙社会部記者) 検察側は懲役3年を求刑。実は、今年の3月11日の地裁の判決では懲役2年の実刑判決が言い渡されていた。裁判官は「自己の性欲を満たすために繰り返し犯行に及ぶなど、動機は身勝手で自己中心的。指導者の立場を利用して、被害者が自分の意に沿わない場合は無視するなど心理的圧力を加えた」と指摘している。木原被告側はこの判決に対して、量刑が不当だとして控訴したのだった。 ◆トラブルがあっても同じことを繰り返していた 木原被告は’10年ごろに脱サラして兵庫県明石市内に卓球クラブを立ち上げた。2男2女の子供たちはみな選手やコーチとして卓球に携わる卓球一家。中でも次女の美悠(21)は’19年に史上最年少で全日本選手権の決勝に進出、パリ五輪にリザーブで参加するなど次世代のホープだ。彼女以外にも、「木原さんが教える子供は上手くなる」と評判で指導者としての評価は高かった。だが、その一方で彼の日頃の行状に対して疑問の声もあがっていた。 「試合会場では女の子を膝の上に座らせている姿や、おかしな距離感でくっついている姿がたびたび目撃されていて、関係者の間でも噂になっていました。お気に入りの女の子には常に自分のそばにいるようにと指示をしていたと聞きました。 裁判でも出た話ですが、女の子が膝の上に座りたがらなかったりすると、レベルの違う格下の子と練習させたり、無視したりして精神的に追い詰めていたようです」(卓球関係者) 今回の事件以前にも、実際にトラブルになったケースがあったようだ。しかし、そんなことがあっても木原被告の行動が改まることはなかったと、卓球クラブに子供を通わせていた保護者の1人は語る。 「過去にも女児への性加害でトラブルになったと聞いています。被害女児の親は木原被告に抗議し、卓球クラブにかかわっていた木原被告の家族たちにも、厳しく木原被告の行動をチェックするなど再発防止を申し入れたそうです。しかし、家族は木原被告に対して何も言えず、その後も彼は自分のお気に入りの少女を常に側に置いていました。被害にあった女の子も、そういったお気に入りの1人でした。 今回の裁判でも木原被告はまったく反省している様子はありませんでした。執行猶予がついて、卓球クラブを再開していたら、また同じことを繰り返していたのではないかと思います」 実刑という厳しい審判を再び突きつけられることとなった木原被告。今度こそは自身の罪と向き合い、2度と同じ過ちを繰り返ないと誓うことができるのだろうか。

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