千葉県内でアルファードを盗んだとして県警は男2人を逮捕しました。2人は、関東で自動車盗難を繰り返す窃盗グループの実行役とみられています。 窃盗の疑いで逮捕されたのは、ともに住居不定、無職の、50歳の男と47歳の男です。 県警によりますと、2人はことし6月、千葉県内の月極駐車場で、アルファード1台を盗んだ疑いがもたれています。 2人は、特殊な機器を使って車の制御システムに不正にアクセスし、ドアのロックなどを解除する「CANインベーダー」という手口で犯行に及んだということです。 調べに対して、50歳の男は容疑を否認。 47歳の男は容疑を認めたうえで、「関東で20件くらいやった」などと話しているということです。 2人は、関東でトヨタの高級車を狙い窃盗を繰り返すグループの実行役で、グループは関東で数百件にのぼる自動車盗難に関与しているとみられています。 ことし、県内での自動車盗難の認知件数は583件で、前の年から被害が急増。 「CANインベーダー」の手口でトヨタの高級車が盗まれるケースが多いということです。