羽田空港で手荷物検査の際に乗客の現金9万円を盗んだとして逮捕された保安検査員だった男がきょう、起訴されました。 東京地検が窃盗の罪できょう起訴したのは、警備会社「ライジングサンセキュリティーサービス」の保安検査員だった松本龍被告(21)です。 東京地検によりますと、松本被告は先月13日、羽田空港の保安検査場で、乗客の男性が手荷物検査のためにトレーに置いた現金9万円を盗んだ罪に問われています。 東京地検は松本被告の認否を明らかにしていませんが、警視庁によりますと、逮捕当時の取り調べには容疑を認めた上で、「仕事が体力的にきつくて辞めようと思っていて、生活の足しとして貯金しようと思った」と供述していたということです。 先月15日、このニュースをお伝えした際、羽田空港の手荷物検査場の映像を使用しましたが、犯行現場とは異なる検査場の映像を一部使用し、映像加工が十分ではなかったことから、容疑者の勤務先に関して誤解を招きました。お詫びいたします。