飲酒運転:小学校教諭を処分 各校に再発防止文書−−県教委 /富山
毎日新聞 2012年11月17日(土)15時56分配信
県教委は16日、酒気帯び運転をした県西部の公立小学校の男性教諭(50歳代)を減給10分の1(6カ月)の懲戒処分にし、勤務先の校長に口頭訓告を行った。県教委が職員の不祥事を個別に発表したのは今年度3件目。
発表によると、教諭は乗用車を運転していた9月16日午前6時50分ごろ、高岡市新横町の市道で飲酒検知を受け、呼気1リットル中0・25ミリグラムを超えるアルコール分が検出された。10月に罰金30万円の略式命令と運転免許2年間取り消しの処分を受けた。
教諭は県教委に対し、前日午後5時半から約4時間半、同僚教員2人と飲食店でビールなどを飲酒、同市内のホテルに宿泊したと説明。「早く目が覚め、特段の用事はなかったが、早く家に帰りたかったので運転した」などと話しているという。教諭は9月17日から自宅で謹慎している。
寺林敏・県教育長は「飲酒運転は絶対にしないよう厳命してきたにもかかわらずこのような事案が発生し、深くおわび申し上げる」とのコメントを出した。また、再発防止を呼び掛ける通知文書を県内の公立学校に配布したという。【成田有佳】
11月17日朝刊