金沢市内の公衆トイレの便器を壊したとして、金沢東署と石川県警捜査1課、栃木県警の捜査班は6日、器物損壊の疑いで栃木県内の男(31)=別の器物損壊罪で起訴済み=を再逮捕した。金沢市内では公園のトイレの便器などが壊される被害が少なくとも6件確認されており、捜査班は関与について調べている。 再逮捕容疑は、7月12日午後0時49分から同4時16分ごろまでの間、金沢市長土塀1丁目の穴水町児童公園にある公衆トイレで、小便器2台と、男子トイレ、女子トイレの鏡各1枚(計90万8600円相当)を損壊した疑い。容疑を認めている。 ●「ストレスを解消」 石川県警などによると、男は栃木県内の公衆トイレの設備を壊したとして、器物損壊の疑いで同県警に8月4日と9月16日に逮捕された。調べに対し「ストレスを解消するために犯行に及んだ」と供述していた。再逮捕は2回目。 栃木県内では昨年7月以降、公衆トイレで同様の器物損壊が約60件確認されている。