偽造した日本人名義の運転免許証を使用してキャッシュカードの発行を申し込むなどしたとして県警はベトナム国籍の男を逮捕しました。 偽造有印公文書行使などの疑いで逮捕されたベトナム国籍のグエン ビン ヅゥン容疑者36歳は、ことし6月、県内の金融機関の口座開設用のアプリで偽造した日本人名義の免許証を使用してクレジット機能がついたキャッシュカードの発行を申し込むなどした疑いが持たれています。 グエン容疑者は虚偽の免許証を使用して口座開設などを繰り返し申請するグループの指示役とみられ県警はほかにもいずれもベトナム国籍の実行役や別の指示役ら男女6人も逮捕しています。 このグループは去年10月からことし6月までに虚偽の免許証を使用してキャッシュカード発行の申請を三十数件行い、そのうち10枚程度を受け取っていたとみられています。 県警はこのグループの拠点を捜索していて多数のキャッシュカードなどを押収しているということです。 また、一部の口座には特殊詐欺事件で利用された痕跡もあるということで県警がグループの全容解明を進めています。