スマートフォンに必要なSIMカードを通信サービス会社から騙し取ったとして、SIM販売会社の社長ら2人が逮捕されました。 SIMの一部は特殊詐欺事件で使われていました。 ベトナム国籍のドー・バン・クオン容疑者(38)ら2人は今年、「不審な客には売りません」と通信サービス会社にうそを言って、3回にわたりSIMカード合わせて370枚を契約し、だまし取った疑いがもたれています。 警視庁によりますと、2人は「面倒くさい手続きは不要」とSNSなどに書き込んで購入者の本人確認をしないまま、不正に入手したSIMカードを販売していました。 これまでに2人が販売していたSIMカードのうち一部が、特殊詐欺事件で使われていて、都内で5000万円ほどの被害が確認されています。 2人の認否は明らかにされていません。 警視庁は、2人と特殊詐欺事件との関連について調べています。