架空の女性を装ってメッセージを送り、30代男性から電子マネーなど計約135万円をだまし取ったとして、警視庁少年事件課は10日までに、詐欺の疑いで仙台市の高校1年の少年（15）を逮捕した。同課によると「オンラインカジノをする金が欲しかった」と容疑を認め「中学1年の頃から詐欺を始め、30人以上から500万円以上だまし取ったと思う」と供述している。 逮捕は3回目。少年はインターネット掲示板に女性のふりをして「性的な動画を売る」と書き込み、男性が連絡をして昨年2月に知り合った。その後、交流サイト（SNS）を通じて医療費が必要と男性に言い、電子マネーを送らせたなどとして、詐欺容疑で今年8～9月に2回逮捕された。 今回の逮捕容疑は昨年8月～今年3月、男性に「他の人から借金して、これまで受け取った金を返す。そのために信用金が必要」とうそをつき、71回にわたり電子マネーなどを詐取した疑い。