息子や証券会社の社員をかたるウソの電話をきっかけに、北九州市の80代の女性が1500万円余りをだまし取られました。 警察によりますと、ことし4月、北九州市に住む80代の女性の自宅に、女性の息子を名乗る男から「証券会社の人から電話があるので出てほしい」と電話がありました。 その後、女性の携帯電話に証券会社の社員を名乗る男から「息子さんが投資で失敗し、多額の税金の滞納がある。財務局に税金を納めないと、逮捕されるかもしれない」などと電話がありました。 女性は指示されるがまま、ことし6月まで4回にわたり、自宅を訪れた弁護士などを名乗る男らに合わせて約1550万円を手渡したということです。 9月になって女性の息子が帰省した際、だまされていたことが発覚しました。 警察は、息子をかたるニセ電話に注意するよう切るように呼びかけています。