今治でピアノ教師殺害 被告の男が殺意否認【愛媛】

去年1月、今治市でピアノ教師の女性が殺害された事件。殺人などの罪で起訴された男の裁判員裁判がきょう始まり、男は殺意を否認しました。 殺人や逮捕致傷などの罪に問われているのは西条市の無職榊原正道被告(35)です。 起訴状などによりますと榊原被告は去年1月、今治市松本町の民家に侵入し、ピアノ教師の富田小雪さん、当時64歳の首を包丁で数回切りつけて殺害。 その後、民家を訪れた男子生徒の手足を結束バンドで縛るなどしてケガをさせたほか、富田さんの二女を車に乗せて監禁したなどとされています。 きょうの初公判で、榊原被告は「殺意をもって切りつけたところは違う、監禁したのも違うと思う」と起訴内容を一部否認しました。 続く冒頭陳述で検察は、榊原被告が富田さんの二女との交際トラブルで不満を募らせ、凶器を用意した上で富田さんの家を訪れ、殺意を持って犯行に及んだと指摘。 一方の弁護側は、二女を監禁したことについて、榊原被告が一方的に監禁したのではなく二女も被告と一緒にいたいと思っていたと主張しました。 裁判は今月27日に結審し、31日に判決が言い渡される予定です。

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