和歌山で警察と児相職員が合同研修 先月の虐待死疑い事件を念頭に「同じようなことが起きないように」

虐待から子どもを守るため、児童相談所と警察が連携する合同研修会が行われました。 和歌山県田辺市の紀南児童相談所で行われた合同研修会には、児童相談所の職員や警察官など38人が参加しました。 研修会では児相職員が、保護者が応じないケースやネグレクトのケースについて警察と連携して立入調査をしたり、裁判所の許可を受けて強制的に立ち入り、子どもを安全に一時保護したりするまでの一連の流れを確認しました。 県によりますと、去年度の児童相談所への児童虐待に関する相談件数は2030件で、主に心理的虐待が多いということです。 児童相談所の担当者は先月、2歳の娘に暴力を振るい死亡させた疑いで両親が逮捕された事件を念頭に「あのような事件が起きたことは重く受け止めています。関係機関との密な連携を取りながら、同じようなことが起きないように努めていきたい」と話しました。

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