今月20日までの全国地域安全運動に合わせ桐生行政県税事務所では、クレーマーなどへの対応訓練が行われました。 この訓練は、クレーマーなどに対して的確かつ迅速な対応を組織的に行おうと、桐生行政県税事務所の職員や桐生警察署の署員合わせて20人が参加しました。全国地域安全運動に合わせ毎年この時期にテーマを決めて防犯訓練に取り組んでいて、桐生行政県税事務所ではことし過激なクレーマーへの対応訓練を行いました。 訓練では、自動車税の滞納で給与の差し押さえを受けた人が窓口を訪れ、要求に応じられず職員に対し大声で叫ぶなど迷惑行為を行います。説得に応じないため職員が110番通報を行い、その間にさすまたを向けると滞納者は逃げていきました。このような公務員への「行政対象暴力」による逮捕件数は、2019年頃は全国で年間約80件でしたが、近年では年間400件ほどと5倍に増えているということです。 訓練のあとには警察官によるさすまたの使い方や護身術などの防犯指導も行われ、参加者たちは真剣な表情で対応方法などを学んでいました。