当時23歳の男性を尼崎市で暴行後に拉致・監禁 暴力団組員の男ら3人を傷害致死の罪で起訴 神戸地検

兵庫県尼崎市で、当時23歳の男性が拉致・監禁され、その後死亡した事件で、神戸地検は15日、暴力団組員の男ら3人を傷害致死の罪で起訴しました。 起訴状によりますと、無職で指定暴力団「東組」傘下の組員・三谷晃平被告(27)、無職の畠山琢磨被告(34)ら3人は、今年6月、兵庫県尼崎市の路上などで当時23歳の男性を殴ったり蹴ったりしたうえ、大阪府能勢町の家屋で畠山被告が果物ナイフのような刃物で左足を突き刺し、死亡させた傷害致死の罪に問われています。 事件をめぐって、兵庫県警は7月以降、逮捕・監禁や死体遺棄などの容疑で男女あわせて12人を逮捕。9月24日には三谷容疑者ら4人を殺人容疑で再逮捕していました。 神戸地検はこのうち3人を傷害致死罪に切り替えて起訴しました。殺意の認定が困難だと判断したとみられます。残る1人は19歳の少年で、傷害致死と死体遺棄の罪で神戸家裁に送致したということです。 男性の遺体は高知県土佐町の山中に遺棄され、兵庫県警が9月末に捜索を行い人骨など数百点が見つかりました。骨には人為的に切断された跡があり、鑑定を行った結果、男性のものと特定されたということです。

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