〈《長野4人殺害に死刑判決》女性2人をナイフで襲い、警官を猟銃で…「母親は子育て熱心」「『跡取りができた』と喜んで」“名家の長男”として育った青木政憲被告(34)はなぜ凶行に及んだのか〉 から続く 2023年5月、長野県中野市で住民の女性2人と警察官2人が殺害された事件。殺人の罪などに問われている青木政憲被告(34)の裁判員裁判の判決公判が10月14日午後に開かれ、長野地裁は被告に「死刑」を言い渡した。 地元でよく知られた名家の長男だった青木被告。都会のキャンパスライフに馴染めず、精神に変調をきたして郷里に舞い戻ったのは11年前のことだった。事件の背景にあった“呪縛”とは――。当時の「週刊文春」の記事を、一部編集して公開する。(全2回の2回目/ ) (初出:「週刊文春」2023年6月8日号。年齢、肩書は当時のまま) ◆ ◆ ◆