麻薬をめぐり、事件が相次ぎました。 大麻由来の成分を使って麻薬成分を含む液体を製造したとして再逮捕・起訴されたのは、東薫亨被告(25)と井上堅士郎被告(40)です。 2人は宮崎県のマンションの一室で大麻由来の合法成分「CBD」の粉末を使って、麻薬成分の「THC」を含む液体を販売する目的で製造した疑いがもたれています。 合法な物質から違法な麻薬を製造した疑いでの逮捕は、全国で初めてです。 また、兵庫県警でも麻薬をめぐる事件です。 麻薬特例法違反の疑いで送検された東大阪市に住む辻光一容疑者(59)と、大橋直子容疑者(55)は、2023年7月から今年2月までの間、兵庫県内などで複数人に対し、覚醒剤の密売を繰り返していた疑いが持たれています。 警察によりますと、2人が管理していた口座には、84人の客から入金記録があり、覚醒剤合わせて約380グラム(およそ1800万円相当)を販売していたとみられるということです。 警察の調べに対し、2人はいずれも容疑を否認しています。