15日朝の通勤通学ラッシュであわただしい横断歩道で起きた事故。 (通行人は) 「車が歩行者3人ひいて血だらけ(と言っていた) 「5分違っていたら私だったと会社の人と話していた ゾッとする」 15日午前8時前、名古屋駅近くの交差点で、バスターミナルの出入り口から飛び出した軽乗用車が、横断歩道を渡っていた歩行者をはね女性1人が死亡したほか男女2人が大けがをしました。 警察は軽乗用車を運転していた名古屋市北区の職業不詳・鳴海洋容疑者71歳を過失運転傷害の疑いで現行犯逮捕しましたが、容疑を危険運転致死傷に切り替え、16日身柄を検察庁に送りました。 ■現場に目立ったブレーキの跡はなし 時速60キロほど出ていたか 過失運転、つまり「不注意」ではなく、より悪質な運転を処罰する容疑に切り替えられたのはなぜか… バスターミナルや駐車場から事故が起きた横断歩道まで300メートル近い下り坂のスロープがあります。 むかって左側は入口ですが、事故を起こした軽乗用車は、上から入口側に逆走する形で大勢の人が渡っている横断歩道に突っ込みました。 (下和田歩記者) 「事故があった駐車場から地上に繋がるスロープです。事故を起こした車は、このスロープを下りきった先で反対車線にはみ出して横断歩道を渡っていた人たちをはねたとみられます」 捜査関係者によりますと事故現場に目立ったブレーキの痕はなく、車は、現場のカーブを曲がりきることが難しい60キロほどのスピードが出ていたとみられています。 警察が経緯を詳しく調べています。