大阪府守口市の公共工事をめぐる贈収賄事件で、逮捕された市職員は去年、業者との不審な契約に気づいた上司から注意を受けていたことが分かりました。警察は、その後も職員が便宜を図っていたとみています。 守口市の参事・安田大輔容疑者(47)は、去年9月から今年4月にかけ、市の施設の修繕工事をめぐる随意契約先の選定で、贈賄側の建築会社代表、矢野勝久容疑者(38)から、便宜を図る見返りに、電動自転車などを受け取ったとして収賄の疑いが持たれています。 その後の市への取材で、安田容疑者は去年10月、発注が特定業者に偏るなど、不審な随意契約に気づいた上司から、注意を受けていたことが分かりました。 警察は、それ以降も業者の選定で便宜を図ったり、物品を受け取ったりしていたとみています。