大阪府警の警部補の男がOBから依頼され、個人情報を漏らしたとして逮捕された事件で、警部補が逮捕前の調べに対し「数年前から情報を伝えていた」と話していたことがわかりました。 24日朝に送検された大阪府警羽曳野署の警部補、草川亮央(あきお)容疑者(56)は、今年1月から2月にかけて、OBの道沢正克容疑者(68)にそそのかされ、第三者の口座情報を漏らした疑いがもたれています。 その後の捜査関係者への取材で、草川容疑者が逮捕前の任意の調べに対し、「数年前から依頼されて、情報を伝えていた」と話していたことがわかりました。2人は贈収賄事件などを担当する捜査2課で、2年間、一緒に仕事をしていたということです。 警察は、草川容疑者が道沢容疑者が退職した2012年以降も交流を続け、何度も情報を漏らしていたとみて調べています。