鈴木亮平、善良な夫と悪徳刑事の一人二役! 戸田恵梨香と描く「リブート」“再起動”サスペンス

鈴木亮平が、TBS系で2026年1月スタートの日曜劇場「リブート」(日曜午後9:00)で主演を務めることが分かった。 21年7月期「TOKYO MER~走る緊急救命室~」、23年10月期「下剋上球児」で日曜劇場の主演を務めた鈴木が約2年ぶりに日曜劇場へ主演で帰還。日曜劇場の主演3作品目となる本作では、善悪を行き来する、前代未聞の1人2役に挑む。そして、主人公に手を貸す謎の公認会計士役に日曜劇場初出演となる戸田恵梨香が共演する。 本作は、愛する人の死を巡ってうそと真実が入り乱れ、日曜劇場史上類を見ない怒涛(どとう)のスピードで展開していく“エクストリームファミリーサスペンス”。妻を亡くした善良なパティシエと悪徳刑事の2人の主人公を鈴木が演じる。 1人目の主人公・早瀬陸は、妻、息子、母親と4人で「ハヤセ洋菓子店」を営む穏やかでお人好しなパティシエ。しかし2年半前に妻の夏海が失踪。その妻の「遺体が見つかった」と早瀬の前に刑事が現れたところから物語が動き始める。悲しみにふける間もなく、早瀬は身に覚えのない証拠で妻殺しの犯人として仕立て上げられ逮捕されることに。 その早瀬の店に現れるもう1人の主人公で警視庁捜査一課の刑事・儀堂歩は、裏社会組織ともつながっている悪徳刑事。犯人逮捕のためには、違法な捜査もいとわない。でっちあげの証拠も固められ有罪がほぼ確定しているなかで、早瀬は大きな決意をする。それは妻を殺害した犯人を自らの手で見つけ出し、自身の潔白を証明すること。そのために愛する家族と過去を捨て、儀堂の顔に変わる=“リブート(再起動)”を決めるのだ。 戸田が扮(ふん)するのは、早瀬のもとに突如現れる、夏海の元同僚の公認会計士・幸後一香。早瀬に手を貸して顔を変える手伝いもするのだが、その真意は読み取れない。早瀬にとって、果たして味方なのか、敵なのか。戸田はTBSドラマには「俺の家の話」(21年1~3月)以来の出演となり、日曜劇場への出演は今作が初となる。 鈴木は、「ある日突然、他人の顔で生きていかなければならなくなったら。しかも、それが『バレたら破滅』という極限状態だったら? 初めてこのストーリーを読んだ時、そのあまりの面白さにページをめくる手が止まりませんでした。第1話から最終話まで、毎回驚くような展開が待ち受けています。ぜひ楽しみにしていてください」と作品への期待を語る。 加えて、「今作で私は、2人の主人公を演じます。パティシエの早瀬陸は、どんな犠牲を払ってでも愛する家族のもとに戻ろうとする信念の男。一方の儀堂歩は、そんな早瀬を追い詰める、謎に包まれた悪徳刑事です。彼ら2人だけでなく、この物語に登場するすべての人物が、何らかのうそを抱えています。まさに『全員うそつき』と言っても過言ではありません。私にとって今作での一番の挑戦は、『演技とは何か』という問いに向き合うことでした。それは同時に、“俳優という職業”そのものと向き合う時間でもありました。別の人間になりきるための方法、やりがちなミス、そして役が自分と同化していくあの感覚。自分がこれまで俳優として経験してきた『演技あるある』も、この作品には随所にちりばめられています。『リブート』は、極限状態で繰り広げられるサスペンスでありながら、やはり『日曜劇場らしい家族の物語』でもあります。日曜の夜、毎話訪れるどんでん返しにドキドキしながら、同時に家族の絆に胸を熱くして見ていただけたらうれしいです」と役への挑戦と視聴者へのメッセージを伝えた。 戸田は、「脚本をいただき読み込むほど、物語の先が全く想像できず、いち視聴者としてワクワクしました。その今作で私が演じるのは、うそにまみれた謎の公認会計士・幸後一香です。この一香に限らず、登場人物全員がうそをついており、何が真実で何がうそなのか、最後まで分からない点が大きな見どころです。今作のテーマである『再起動』を彩る『うそ』を表現するため、絶妙なバランスで演じることに努めました。視聴者の皆さまには、登場人物の表情のささいな変化にも注目していただき、物語の真実を読み解いていただければうれしいです」と役への意気込みを語る。 そして、脚本を担当するのは、「グランメゾン東京」(19年)、「TOKYO MER~走る緊急救命室~」、「ラストマン-全盲の捜査官-」(23年)など、日曜劇場で先の展開が読めないサスペンスだけでなく極上のヒューマンドラマを紡いできた黒岩勉氏。今作は黒岩氏の完全オリジナル脚本で、構想に3年をかけた超力作だ。 黒岩氏は、「鈴木亮平さんと戸田恵梨香さん、最高の俳優さんで日本の宝です。このお二人なら、今回の物語を成立させてくれるはずだと信じて、脚本を書きました。結果、こちらの予想をはるかに超える演技で返してくださいました。圧倒的です。このドラマを見た方は、俳優という生き物のすさまじさを目の当たりにするはずです。発する熱量、内に秘めた思い。2人の演技が緻密に計算されていたことに途中で驚かされるはずです。そして最後には、ただただ心を揺さぶられて打ちのめされます。『リブート』。この感動を、多くの皆さまに体験していただければ幸いです」と2人の演技への期待を示した。 本作を手がける東仲恵吾プロデューサーは、「本作は、脚本の黒岩さんと『放送後の1週間が待ちきれない。その間に、さまざまな想像を膨らませて楽しめるドラマを作ろう』という想いから始まりました。時代が変わり、ドラマの楽しみ方も多様化する中で、“テレビドラマだからこそ描ける熱情”を、もう一度、真っすぐに届けたい。そんな話を重ねるうちに生まれたのが、この極限の愛の物語です。主人公の願いはただ一つ。『家族を守りたい』。そのために自らの顔を変え、命を懸けて真実を追う姿を通して、愛が人をここまで動かしてしまうのかという衝撃と、それでも共感せずにはいられない『人の中にある愛と希望』を、全身全霊で描き切りたいと思いました。顔を変えるという設定の裏には、『自分とは何か』『愛するとは何か』という問いがあります」と作品のテーマを伝える。 続けて、「極限状態の中で、人は本当の自分を失うのか、それとも見つけるのか。その前人未到の役を託せるのは、鈴木亮平さんしかいないと感じました。魂を削って役と向き合うその姿勢は、まさに『極限の俳優』です。戸田恵梨香さんの役もまた、繊細さと強さの両方が求められる女性です。その表現力をもってしてこそ成立する役であり、戸田さん以外には考えられませんでした。それなので、台本はお二人を当て書きして作り始め、そこから一気に物語は広がっていきました。黒岩さんの脚本が生む圧倒的なドラマ性と感情のうねりを、キャスト・スタッフ全員、一言も余すところなく受け止めました。これから発表する登場人物も含めて全員が『愛のために』動く姿を通して、『愛する人を思う力』を信じられる作品になると確信しています。ぜひ、ご期待ください」と制作への熱い思いを述べている。

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