米中日首脳ら続々韓国・慶州に集結へ APECに合わせ

【慶州聯合ニュース】韓国南東部、慶州で31日に開幕するアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせ、米国や中国、日本、カナダなど21の加盟国・地域の首脳らが29日から続々と現地入りする。トランプ米大統領と中国の習近平国家主席は国賓として来韓する。 トランプ氏の来韓は2019年以来6年ぶりで、第2次トランプ政権発足後では初めて。習氏の来韓は14年以来11年ぶりとなる。ソウルではなく地方都市で米中首脳を相次いで国賓として迎えるのは前例がない。 トランプ氏は29日に来韓して李在明(イ・ジェミョン)大統領と会談し、30日に習氏と会談してから、同日夜にワシントンに向け出発する予定だ。 カナダのカーニー首相やシンガポールのローレンス・ウォン首相は国賓訪問に次ぐレベルの公式訪問となる。日本の高市早苗首相は就任後初の韓国訪問。オーストラリアのアルバニージー首相、インドネシアのプラボウォ大統領らも出席する。チリのボリッチ大統領は中南米の首脳で唯一の出席となる。 ロシアはプーチン大統領が国際刑事裁判所(ICC)から逮捕状が出ているため、オベルチュク副首相を代表として派遣する 台湾は元行政院副院長(副首相)の林信義・総統府資政(上級顧問)が代表として参加する。中国が掲げる「一つの中国」の原則による制約で総統の出席は難しく、代理の派遣が通例となっている。香港は政府トップの李家超(ジョン・リー)行政長官が出席する。 APEC加盟国・地域以外にもアラブ首長国連邦(UAE)アブダビ首長国のムハンマド皇太子、国際通貨基金(IMF)のクリスタリナ・ゲオルギエワ専務理事らが出席する。 首脳らの大半は南東部・釜山の金海空港から韓国入りするが、一部はソウル近郊の仁川国際空港に到着後、国内線や高速鉄道で慶州に向かうとみられる。

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