沢口靖子主演のドラマ「絶対零度〜情報犯罪緊急捜査〜」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系/FOD・TVerにて配信)の第4話が10月27日に放送された。主人公は、明るく元気なベテラン刑事・二宮奈美(沢口靖子)。第4話は、奈美が掛川と共に国際NPO法人職員殺害事件に挑んだ。(以下、ネタバレを含みます) ■情報犯罪に立ち向かう刑事ドラマ 同作は、人気シリーズ「絶対零度」のシーズン5。記憶力に優れ人間観察や何気ない会話から情報を拾うのが得意な主人公・二宮奈美(沢口)が、捜査機関・情報犯罪特命対策室(通称:DICT<ディクト>)で、情報犯罪という顔の見えない敵に悩みながら向き合っていく。脚本は鈴木洋介氏、市東さやか氏、阿部凌大氏が担当。 ディクトの立ち上げを主導した内閣官房副長官・佐生新次郎を安田顕が、ディクトのメンバーで警部補の山内徹を横山裕が演じる。 ■2つの事件が繋がっている可能性が浮上 国際NPO法人「ヒューマン・フューチャー・ブリッジ」の職員・与田健二(佐藤岳人)が殺害された。同法人は過去に寄付金を犯罪組織に流したという疑惑で、捜査二課が動いた経緯があった。 概要を聞いた二宮奈美(沢口靖子)は、山内徹(横山裕)と共に検視官から詳細を聞く。すると与田の殺害手口や凶器が、山内が追っている2件のシステムエンジニア殺害事件と酷似していることが判明する。 いずれもサバイバルナイフで一突き、同一犯による犯行とみられた。全てが繋がっているとすれば、DICTが追う犯罪組織の実態に迫る大きな手がかりになる。山内は犯行に使用された凶器の購入者を当たることに。 ■奈美と掛川が捜査を開始する 一方、奈美は元公安部・外事警察課のDICTメンバー・掛川啓(金田哲)と共に法人の理事・杉浦吉子(黒沢あすか)を事情聴取。与田が経理担当と聞き、同僚への聞き取りを求めるも拒まれる。しかし帰り際、通りかかった経理の宮崎絵里子(円井わん)との接触に成功。動揺を見せる絵里子の様子をうけて、奈美はあえて世間話を展開する。 DICTでは清水紗枝(黒島結菜)が法人の寄付金の流れを調べていた。すると、宗教法人を母体とする「黒澤ホールディングス」関連会社からの多額の寄付があったことが分かる。教祖・黒澤道文(今井清隆)はかつてDICTが追っていた人物だ。 掛川は絵里子の様子に疑念を抱くが、奈美は「話せない事情があるのでは」と考える。そして「職員の端末がアプリで監視されている」という推測の元、捜査が始まる。 ■監視されながら絵里子が起こした行動 メッセージがアプリで監視されないように、奈美は絵里子に手紙を送る。絵里子は手紙を読んだものの、ゴミ箱に捨ててしまう。 翌日、絵里子はニュースで与田が殺害されたことを知る。怖くなった絵里子は、息子を守るため警察に協力することに。 絵里子は「ヒューマン・フューチャー・ブリッジ」がマネーロンダリングに加担していた記録を手書きで残しており、その紙を奈美に郵送で送っていた。その証拠によって、杉浦が寄付金を犯罪組織に流していたことが明らかになる。 絵里子の協力によって、奈美は犯罪組織の一員を逮捕することに成功する。そして、その容疑者のスマートフォンから、犯罪組織の情報を掴むことができたのであった。SNSでは「絵里子の正義感が良かった」「息子を守るために協力した絵里子が素晴らしい」「絵里子は強い母親だし素敵」と絵里子に言及する声が多数上がっていた。 ◆文=ザテレビジョンドラマ部