Marco Aquino [リマ 3日 ロイター] – ペルーのウーゴ・デ・セラ外相は3日、メキシコとの国交を断絶することを決定したと表明した。 カスティジョ政権で首相を務めたベッツィー・チャベス氏を巡り、メキシコが亡命手続きを開始するという「非友好的行為」を犯したと記者団に述べた。 ペルー当局は同日、チャベス氏が在ペルーのメキシコ大使館に逃げ込んだことを確認したという。 メキシコ外務省からは今のところコメントを得られていない。 デ・セラ氏は「この非友好的行為に対し、また、メキシコの現職と元職の大統領がペルーの内政に繰り返し干渉してきたことを考慮し、ペルー政府は本日、メキシコとの国交を断絶することを決定した」と述べた。 2022年終盤にペルーのカスティジョ大統領(当時)は議会解散を図った後に罷免・逮捕された。チャベス氏も刑事責任を問われている。 チャベス氏は23年6月から勾留されていたが、裁判中の9月に保釈された。 チャベス氏の弁護士は地元ラジオ局RPPの取材に対し、同氏から数日間連絡がなく、同氏が亡命を申請していたかどうかも把握していないと語った。