「無実証明を」警察官名乗る男から電話 82歳女性が5100万円詐欺被害 指示されスマホ2度交換も

警察官を名乗る男らに犯罪に加担しているという虚偽の疑いをかけられ、約5100万円を詐取されたとして、神戸市中央区に住む女性(82)が6日、兵庫県警葺合署に被害を届け出た。 署によると、8月11日午前10時ごろ、女性のスマートフォンに警視庁の警察官などを名乗る男から着信があり「あなた名義で口座を開設した者を逮捕した。名義人のあなたも逮捕しないといけない」「無実を証明する必要がある」などと伝えられた。 女性は8月19日~9月2日、「現金の調査」の名目で、指示通りにインターネットバンキングを操作し、9回にわたって何者かの口座に送金したという。また、女性は男の指示でスマートフォンを2度交換させられており、署は通話履歴などを消去するためとみている。 送金後、男から「身の潔白が証明された」と伝えられた女性が親族に経緯を説明。親族が詐欺の可能性を疑って署に相談したという。

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