今年8月、当時職員として勤務していた高校の16歳の男子生徒を拒絶できない状態にしてわいせつな行為をしたとして24歳の男が逮捕されました。 元高校職員の男は「教師と生徒という関係は関係なく、心から同意していると思っていた」などと話しているということです。 ■高校で実習助手をしていた24歳男16歳男子生徒に不同意わいせつか 不同意わいせつの疑いで逮捕されたのは、事件当時、福岡県内の高校で実習助手として勤務していた西田尚弘容疑者(24)です。 西田容疑者は勤務先の高校に通う16歳の男子生徒に要求に応じなければ、学校生活を平穏に過ごせなくなるのではないかという不安を生じさせることにより、拒絶できない状態にして (1) 8月2日午後9時ごろ、みやこ町にある西田容疑者の関係先の家屋で 16歳の男子生徒にわいせつな行為をした疑い (2) 同日午後10時15分ごろ、北九州市八幡東区の商業施設に止めた車の中で 同じ16歳の男子生徒にわいせつな行為をした疑い が持たれています。 ■9月下旬に事件が発覚「私用の手伝いで来てほしい」男子生徒を誘い出したか 今年9月下旬に男子生徒と保護者が警察に被害を届け出て事件が発覚。 被害を受けた男子生徒や第三者への聞き取り、防犯カメラの映像を調べるなどの客観的証拠の捜査を経て西田容疑者の逮捕に至ったということです。 事件当日は、高校の夏休み期間中で警察によりますと西田容疑者は「私用の手伝いで来てほしい」などと言って男子生徒を誘い出していたということです。 ■「心から同意していると思っていた」容疑を認める 取り調べに対し、西田容疑者はみやこ町での事件については「教師と生徒という関係は関係なく、心から同意していると思っていた」と容疑を認め、八幡東区での事件については「あまり覚えていない」と話しているということです。