今年5月に高知県土佐清水市が行った入札に絡む官製談合事件で、県警は11月12日に土佐清水市長の程岡庸容疑者ら4人を送検し、本格的な捜査に入りました。 送検されたのは土佐清水市長の程岡庸容疑者(66歳)と土佐清水市議の永野裕夫容疑者(67歳)、四万十市の会社役員 榮勇男容疑者(84歳)と四万十市の会社役員 小野和幸容疑者(66歳)の4人です。 この事件は今年5月28日に土佐清水市が行ったコミュニティ施設の電気設備の改修工事の指名競争入札に絡み、市長の程岡容疑者が事前に入札の最低制限価格を市議会議員の永野容疑者に漏らし、その後、永野容疑者から榮容疑者と小野容疑者に伝わり、小野容疑者が最低制限価格5912万円より1万円高い5913万円で入札して落札。 公正な入札を妨害したとして、県警が11月11日に官製談合防止法違反と公契約関係競売入札妨害の疑いで逮捕していました。 県警は12日に程岡容疑者ら4人を送検し、贈収賄も視野に事件の全容解明に向けた捜査を進める方針です。