島根県西部の20代の女性が、警察官や検察官を名乗る男の「あなたは逮捕される」などといった嘘を信用し、現金400万円をだまし取られる特殊詐欺の被害に遭ったことがわかりました。 特殊詐欺の被害にあったのは、島根県西部の20代の女性です。 島根県警によると、11月6日に女性のもとに警察を名乗る男から電話があり、「『逮捕した犯人があなたから口座を買った』と言っている、あなたは逮捕される」と、女性が銀行口座を売買をしたとうその嫌疑をかけられ、その後女性は「犯罪に関係していないかどうかを確認するため」として、検察官を名乗る男の指示に従って現金401万円を口座に振り込み、だまし取られました。 警察によると、女性が警察を名乗る男とSNSアプリで通話した際には、信用させるためにビデオ通話で警察手帳のようなものを見せたうえで、女性の住所や口座残高などを尋ねてきたということです。 女性が、別の口座にも金を振り込むよう要求されたことから不審に思い警察に相談、特殊詐欺の被害にあったことが分かりました。 警察は、捜査などを理由に警察が金銭を要求することはなく、警察や検察がSNSで連絡を取ることはないと注意を呼びかけています。