自損事故を起こした乗用車に火をつけたとして、大阪府警は14日、車を運転していた奈良県大和高田市の会社員、浜田達也容疑者（37）を建造物等以外放火の疑いで逮捕した。炎上した車内から男性1人の遺体が発見されており、府警が当時の状況を詳しく調べている。 逮捕容疑は3日午前4時40分ごろ、大阪府柏原市の西名阪道上り線で乗用車を運転中、ガードレールに衝突する自損事故を起こした後、停車中の車に火をつけたとしている。「車に火をつけて車ごと燃やしたことに間違いありません」と容疑を認めている。 府警捜査1課によると、容疑者は事故で負傷して病院に搬送されていた。退院後に事情を聴くと、「私が無理矢理ガードレールに車を衝突させた。車にガソリンをまいて火をつけて燃やした」などと説明を始めたという。【斉藤朋恵、大坪菜々美】