成田署は17日、公務執行妨害の疑いで成田市、アルバイトの女(35)を現行犯逮捕したと発表した。同署は、女が刃物などを振り回していたため、対応した同署員が拳銃を構えて警告したと明らかにし、適正な行為だったと説明した。発砲はなかった。 同署によると、16日午後4時20分ごろ、同市の路上で女が別の女性と犬の散歩を巡ってトラブルになり、目撃者が110番通報。同4時45~50分ごろ、女が現場に駆け付けた署員2人に向けて包丁とペティナイフを振り回すなどして威嚇したため、署員2人は拳銃を構えて「刃物を捨てろ。撃つぞ」と警告した。女は警告に応じず、応援に来た署員がさすまたを使うなどして制圧した。女は一貫性のない話をしているという。 同署の岡本重春副署長は「警察官が刃物を捨てるよう警告したのに従わず、なおも包丁とペティナイフを両手に持って向かってきたことから、拳銃を構え、武器を捨てるよう警告したものであり、現時点では適正な行為であったと考えている」とコメントを出した。