三重県教育委員会は、酒を飲んだあと自転車を運転した高校の事務職員と、窃盗を行った高校教諭を17日付で懲戒処分としました。 停職3カ月の懲戒処分を受けたのは、県立松阪工業高校に勤める54歳の男性職員です。 県教育委員会によりますと、男性職員はことし8月、職場の懇親会などで酒を飲んだあと、自転車で走行中に警察官から求められた呼気検査を拒否し、道路交通法違反の疑いで現行犯逮捕されましたが、その後、不起訴処分となっていました。 男性職員は2004年にも自動車による酒気帯び運転で停職3カ月の懲戒処分を受けていました。 また、県立相可高校の25歳の男性教諭はことし5月、松阪市内のゲームセンターで置き忘れられていた財布から現金2000円を抜き取った窃盗の疑いで書類送検され、その後、不起訴処分となりました。 男性教諭は停職1カ月の懲戒処分を受けました。 三重県教育員会の福永和伸教育長は、今回の事案について「全ての教職員に周知徹底を図り不祥事の根絶につながるよう取り組む」としています。